男脳と女脳というものがある。女脳は快か不快かで物事を判断し、男脳は正邪で物事を判断する。

 一聞するとやれ女はどうだとか男はどうだとかそういう決め付けに見えるが、実は性別と男女脳にはあまり関係がない。人間生まれた時は皆女脳なのであり、成長する過程でどれだけ男脳の人間や思想に影響を受けたかで男脳化していく。赤ちゃんの時に正邪を判断してる奴などまずいない。

 男脳女脳どちらが優れているか、という議論は置いておいて、男脳社会、女脳社会とは一体どういう事であるのか少し見てみよう。これは我々の身近な社会で見ることが出来る現象である。

 男脳社会

・軍隊
・道路交通
・スポーツ
・インターネット掲示板

 女脳社会

・ナイトクラブ
・ホコ天
・お笑いトーク番組
・チャット

これらはごく一例である。挙げればもっともっとキリがないであろう。男脳社会は、正邪に主眼をおき、女脳社会は快不快に主眼を置いていることがよくわかる例である。更に観察すると、両者はお互いに反動で影響しあって生まれているということがわかる。例えば

無秩序の道路状況では事故が多発する→(事故者のために正邪の規律を作ろう)→道路交通社会→(窮屈すぎて不快だから開放的になろう)→ホコ天→(ホコ天の治安を維持する組織が必要だ)→警備隊の結成→(警備隊内部に娯楽が必要だ)→???

などなど。

 実はこれを世界の歴史に当てはめても全く同じことが言える。無秩序な社会はモラルを必要とし、規制でがんじがらめになった社会は娯楽を求める。一神教の精神などはまさにこれで、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の誕生時、いずれも社会は無秩序で金と権力と売春の世界であったのである。人々はモラルを渇望した。だからこのアブラハムの宗教はすべて成功を収めたのである。
 
 では現代日本はどうだろうか。実は超女脳社会である。戦争に負けてやっきになってしまったのか、日本人は秩序など捨て去って目先の娯楽に走りまくった。本来ならばオイルショックあたりでブレーキがかかって自浄作用が働くはずだったのだが、バブル崩壊、無責任なマスコミ、将来への見通しが全くつかない糞政府のおかげで民衆は本当に目の前しか見ることが出来ない。明日の秩序より今日の快楽、となるのは当然の流れなわけで、今日の日本はハイパー女脳社会なのである。

 実際、私の周りの人間も女脳ばかりである。さて、この国はどうなってしまうのであろうか。尚、暴力がある限り男脳社会というのは絶対に消えてなくならない。女脳社会と男脳社会がぶつかった時、暴力で勝るのはいつの時代も男脳社会である。

↓超男脳社会だからこそ成し得る技。現代日本ではまず無理である。

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