どんな場所でもナイトライフは必要であり、禁じたところでアンダーグラウンド化するのがオチである。それならば最初から作ってしまったほうがマフィア撲滅のためにも良いというのが内田貴洋の考えである。

 この内田貴洋王国が政教一致のイスラム国家であり、アルコールとタバコが違法である事はすでに述べた。そして内田貴洋王国はドラッグはすべて完全合法であり、資格を持っていれば自由に楽しむことが出来る。

 現在世界中にあるナイトライフはアルコール用に出来ており、それ以外のドラッグ向けのコンテンツは金にならないから廃れていくのが現状である。ドラッグを中心としたレイブ文化の衰退などそのいい例である。

 だがこの内田貴洋王国ではそんな事はさせない。アルコールは悪魔の薬であり、この世で最も憎むべき存在である。ドラッグで過ちを犯した例は殆ど聞かないが、アルコールで過ちを犯した例は数え切れないほど聞いている。男なら暴力事件、女なら一夜の過ち、そして交通事故である。こんな事はあってはならない。

 そこで内田貴洋王国はドラッグ専用の繁華街を作り、これらのドラッグが根底となっている文化を育てていく方針である。

A:
 ドラッグ繁華街は基本的に男女別である。男には男用の繁華街、女には女用の繁華街が存在する。これはイスラムの方針に忠実に従い、男女の過ちがないように配慮しているのである。また、基本的に文化というものは男が作り出し、女がそれを駄目にする。クラブ文化が良い例であるが、男が女を無責任に持ち上げ、調子に乗った女がひたすら男の足を引っ張る。そして全体として面白みがなくなり、活動が縮小していく。このような事態を避けるためにも男女別は必至である。例え夫婦であろうとも男女別である。

B:
 女のドラッグ繁華街には女しか入れないが、男の繁華街に女が入ることは出来る。但し、これは政府公認の売春婦のみである。かつこの売春婦共が自己でドラッグを買ったり、無許可でドラッグを楽しむことは出来ない。必ず同伴者の男(飼い主、買い主)の許可が必要である。男女が同席する場で女を自由にさせてはいけない。このような場所では女は男に絶対的に隷属させておかねば後々トラブルの原因になる。

C:
 ドラッグ繁華街で店を出すにはドラッグコントロールマスターの資格が必要である。医学的知識やドラッグの生理的作用、副作用への対処、他者のマインドコントロール等の技能をすべて身に付ける必要がある。また、店員も同等以下の資格が必要になる。

D:
 唯一の例外として男女が一緒になれる場所がある。それはレイブ会場である。尚、内田貴洋王国にクラブ(箱)というものは存在しない。この内田貴洋は密閉空間はストーンのためにあり、ダンスのために密閉空間を作るのは本末転倒だと考えているからだ。より原始的に考えるとダンスというのは自然を感じるという側面もあるのだから当然の選択である。

以下、具体的な繁華街の店のパターン

1:ウィードショップ

 読んでそのまま、大麻の店である。但し内田貴洋は強烈なストーン、そしてコンセントレートこそが大麻の醍醐味だと思っているので、酩酊程度のウィードなど認めない。これらの店では寝そべるスペースが用意されており、店員が至れり尽くせりで動けない顧客のサポートをしてくれる。好みの音楽の用意、食事の用意、マッサージ師の手配、男の歓楽街の場合売春婦の手配など。
 また、店によって各種ウィードに合ったスマートドラッグ、サプリメント、飲み物の提供サービスなども行っている。絵を描いたり音楽を作ったり、実際に演奏したりするのも可。そのための道具の貸し出しなども行っている。

2:アッパー系ケミカルショップ

 覚せい剤、MDMA、コカインなどを扱う。これらの店で何よりも重視されるのはバッドに行かないようなメンタル及び身体のケアであり、ウィードショップと比べると医療的設備、医療的サービスが増える。これもまた同じように顧客に対して至れり尽くせりのサービスを行う店員がいるが、ウィードショップとの最大の差は寝るスペースが必須になっている事である。アッパー系はちゃんと落として締めないと精神的、肉体的な副作用に悩まされる事になるので、最後にきちんと眠剤等で落として、目覚めてから精神的肉体的健康が確認できるまでサービスは終了にはならない。

3:スーパーサイケ系ショップ

 マジックマッシュ、LSD、5MEO、2CIなどのショップである。これらの店も店員が至れり尽くせりでやってくれるが、上記二種との差は理性の飛びが激しいので予め店員が客の「NG行為」の注文を受けておく点である。客がこれをやり出したら止めてくれ、という要望に応えなければならない。しかもどんな手を使ってでもある。この場合集団リンチも認められる。

4:総合系ショップ、カクテルショップ。

 上記1,2,3を統合したショップ、または新しい組み合わせを考え出して売り物にしているショップ。

5:ダウナー系ショップ

 ダウナー系はただ時間を早送りするだけなのでショップとして成立しない。自宅でやってろ。

6:飲食店

ウィード系にはマンチに適応した食べ物を、それ以外には食欲がなくても確実に栄養補給が出来るソリッドな味のMRPなどを提供する。勿論ドラッグショップにデリバリーも可である。飲食店とドラッグショップを同一店舗で経営する事は出来ない。食物への麻薬の混入を防ぐのと、衛生上の理由で禁止である。個々人の状態により食物の匂いでバッドになる事もありうるので、絶対に不可である。何よりもキマった状態の時にゴキブリを見るような事態だけは絶対に避けなければならない。

7:エステ、スパ。

これは馬鹿に出来ない。キメた状態で身体を綺麗にすると滅茶苦茶気持ちがいい。この分野だけは女専用歓楽街のほうが発達するであろう。同時にドラッグを抜く作業も兼ねる事になる。

 基本的な流れとしては男女別々に歓楽街に入り、抜けかけの頃にレイブ会場に行く、というのが王道パターンである。そして疲れたらショップに戻り、リカバリーをして寝る。実に健全である。ちなみに男用歓楽街の売春婦の存在は、内田貴洋王国の男が全員参加する義務のある全国男連合会によって公然の秘密とされている。バラしたヤツは死刑になる。

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