今回は俺王国の農業について語る。
俺王国は農業重視政策を取る。なぜなら自給率が低い国家は国家とは言えないという理論が根底にあるからだ。自給率が低い国家は金銭で他国から食料品を買っている。そしてその貨幣価値を保証しているのは軍事である。極論を言うと、軍事力がないことが証明された場合インフレになり、為替相場は急下落。あっという間にピンチに陥る。
サバイバル生活をしてみるとわかるのだが、食料が常にあるというのは幸福度にかなりプラスに働く。この内田貴洋が目指す社会は「誰もが幸せになる権利を平等に有する社会」であるのだから、食料危機などあってはならない。そこで農業を重視する。
しかし内田貴洋王国の特徴的な所は、海産資源も農業の範疇に入れる点である。農家が土地を買ったり借りたりして農作物を作るように、漁師もまた海を買ったり借りたりして海産資源を作らなければならない。具体的には以下の三通りである。
1海中農業
海上農家は政府から海のある部分を租借もしくは買い上げる等して、海中にブイとロープで固定された棚田のようなものを作り、品種改良したてんぐさや昆布等を栽培する。もしくは貝類でも良い。これらの製品はファイバーの原料として健康大国である我が国では重宝される。土地の私有は認められ、ブイで区切られた範囲に他人が侵入することは不法侵入罪となる。
2海中牧畜
主に居つきの魚を養殖するものである。これも海中農業と同様、政府から海のある部分を租借もしくは買い上げるかして行う。海草が育つ成分を配合した巨大な人工漁礁を等間隔に並べて、海中の生態系をいじくってしまうのである。対象となる魚は稚魚から育てて海に離しても良いし、自然に任せて放任でも良い。根魚、伊勢海老等が主な生産物となる。土地の私有は認められ、ブイで区切られた範囲に他人が侵入することは不法侵入罪となる。
3遠洋漁業
なんと民間では禁止である。政府しか行うことが出来ない。
何事も元手がかからずに、儲け幅が多い商売というのはマフィア化する。日本の漁師がそうであるように、自然物を人間が奪い合うというのは必ず争いの火種になる。争いのある所には暴力があり、政府以外の軍事力を持った集団が出来てしまうことになる。だから内田貴洋王国では元手のかからない自然物という概念をまず消してしまうのである。それぞれの海にある海産物は、それぞれの個人が作った作品なのである。
以上内田貴洋の海中の楽園。
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