こちらが話をしているのに、まるであさっての方向から意見を飛ばしてくる人、うまいこと言おうとしてるのですが、こちらのひとつの単語しか拾っていないので、論点が全然ズレている答えを返してくる人、最初から人の話をさえぎって話をする人。
一言で言ってしまえば、自己中、になるのですが、もう少し深く考えてみましょう。何故彼らはこのように人の話を聞けないのか。分類してみました。
A:人の話を聞かないタイプ
人を最初から見下している、あるいは最初から他人を理解する必要などないと考えているタイプです。
例
「あのさ、君はもう少し他のものを見たほうがいいと思うよ。」
「家族計画は最高ですお。」
「・・・・」
B:人の話を聞けないタイプ
頭の回転が悪い、あるいは人間としてのバイタリティーが低いため、他人の話の一部しか理解できない、あるいは単語しか拾えないタイプです。
例
「いやー会社の車が糞すぎてさーあれさー。」
「そんなに家の車が気に入らないなら自分で買え。」
「いや、会社の車の話してんだけど。」
C:自己顕示欲が強いタイプ
人の話を聞いていると、対抗して似たような話を出してくるタイプです。しかもオチがない。要するに、お前より俺のほうがすごいんだぞ、と言いたいだけの人。
例
「○○さんって人がいてさー、その人が酔っ払うとタチ悪くてね。」
「そういえば僕の友達に○○というのがいて、そいつが・・」
「へ、へー。」
D:自分中心でしか話ができないタイプ
自分が会話の中心そして自分の会話の組み立てプランというのがあって、その通りに実行しなければ気がすまないタイプ。このタイプは話が脱線すると超強引に元に戻そうとします。
例
「以上を見てわかるように配色がいかに大事かってことだよ」
「なるほど。そういえば見やすいなーそういえば見やすいといえばこれなんだけど、これは音が・・・」
「で、こういうふうにコントラストがついていると・・・」
ちなみに私は若干Dが入っています。
さてここからが本題なのですが、人間は他人の話を聞いて自分の知識として記憶し、そこから自分で新たな考えを作り出すという作業を常々行っています。
この作業こそが人の知能を常にレベルアップさせてくれる重大な知性の鍛錬、吸収ー反芻ー昇華という大切な脳のトレーニングなのです。
ところが世の中にはこの作業を途中で放棄してしまう人達がいます。若くて15歳から、そして60過ぎると80%以上の人間がこの作業をやめてしまいます。この作業をやめたとき、それこそがアルツハイマーの始まる時なのです。
皆さんも周りを見渡してみてください。人の話を聞かない人は若くても同じ話ばかりしています。しかも、学習能力すら失っているので誰かが諌めても全く直りません。さらにはこの手の人たちはイエスマンとしか付き合えないので、誰も反論することなく、永遠と同じ話をしまくります。よってアルツハイマーはどんどん加速することになります。
皆さんも気をつけましょう。
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