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 内田貴洋派は所謂正統派とは服装の規定が違う。様々な差があるがここではひとつひとつ具体的に見ていこう。

1 まず女性の服装のうち、ニカブは必須である。これは誰が美人で誰がブスか、誰が若くて誰が年老いているかわかりにくくするためである。これが女性自身の成長に繋がる。男がチヤホヤできないからだ。

2 反対に女性の服装のうち、身体のラインは出て良い物とする。これは身体のラインを出すなという規定が行き過ぎて女の肥満率が半端ないため、それを防止する役割である。

3 女性の服装のうち、膝下以下は出して良い物とする。これは雨が多い地域で足が塗れてしまうためである。足が塗れた結果モスクに入れないようなら本末転倒である。

4 女性の服装のうち、ニカブは鼻腔の位置に穴を開けるのが推奨される。これはアラブ人の女がそのせいで口呼吸ばかりになってしまっているのを反面教師としている。

5 女性の服装のうち、スキンヘッドから5mmまでは髪の毛とみなされないためこの髪型の場合は髪を隠さなくて良い。これはスポーツ選手用である。当然この場合顔も隠さなくて良い。

6 女性の服装のうち、ヒジャブは必須であるが後ろから髪を飛び出させるのは合法である。蒸れるからである。また前髪を出しているよりは余程良い。どうせこの規定は放っておくと前髪を出す方向に行くのでこちらのほうが良い。また中央アジアの伝統的衣装は皆そうなっている。

7 男性の服装のうち、立った状態で膝下まであるパンツは合法である。この戒律を緩くしておかないとモスクに人が来なくなる。

8 男性の服装のうち、タンクトップも合法である。理由は上に同じ。

9 刺青は男女共に禁止であるが、途中改宗組に限ってはその上から神の言葉で蓋をすればOKとする。但しそれを人に見せ付ける事は威嚇行為となり殴られても何されても文句は言えない。

 イスラム教内田派がこれまでに進化論や無神論者的視点を盛り込む事は散々述べた。ではこれをどうやって教育プログラムに適応させるかである。
 内田派はまず普通のイスラム教育をやった後、ある程度世の中の事がわかってきた人に対して無神論者的視点からの分析を教える。何故この宗教がこのような教義を持っているか、という点である。所謂正統派の人々にとってはムカつく限りであろうが、アラーの唯一性、絶対性を唱えるのなら自分が今考えている内容すらアラーによって規定されていたわけであり、ムハンマド及びハディージャがこの宗教を作ったと言っても何ら矛盾しない。彼等の意思はアラーの意思だからである。
 また進化論も否定は出来ない。少なくともジャーヒリーヤ時代の人間からムスリムへと進化したのが事実なのであるから、進化はゆっくりと現実的に行われていると見るべきである。但しこれらもある程度世の中の事がわかってきた層に教えないと拒絶するか、極端な解釈に走る。そこでこれらのカリキュラムは他のエグザムがパスできた場合に、具体的には高卒相応の資格がパスできた場合に教え込まれる。尚このカリキュラムを卒業していないと外国に出る事や外国籍の企業で勤める事は出来ない。
 

 内田貴洋派イスラムは形式よりも実を重んじる。今世界中のイスラムで、いや宗教全体で起きていること、それは若者や事業主の宗教離れであり、教会、寺、社、モスク離れである。

 宗教というものは民衆の間に普遍的に広がっていなければ意味がない。厳格な規定で人を寄せ付けないモスクより、ユルくても人を寄せ付けるモスクが良いに決まっている。そこで内田貴洋派のモスクはこうする。

・入浴私設を併設・・・これによってウドゥが容易になると共に、ホームレスや貧乏人の不潔さを改善することが出来る。
・ジムを併設・・・半ばライフワークとなるこれを併設することにより、民衆のモスク離れを防ぐ。もちろんスポーツ立国のための布石でもある
・礼拝は義務ではない・・・やりたい人がやれば、という感じ。形式にとらわれてはならない。皆がモスクに集まることが大事なのである。憩いの場がモスクとは別にあっては何の意味もない。
・講堂は広く作る・・・室内競技が出来るほど広く作る。出来る限りのスポーツイベントを講堂内で行えるようにする。観客席は日本の武道場形式の引き出し式。
・シアター機能付属・・・映画の上映を行えるようにする。ただし映画は検閲によって認められたものしか上映されない
・クラブ機能付属・・・週末の夜はクラブ(ディスコ)になるようにする。マグリブの礼拝が終わってからスタート。コンサートホールや劇場にもなる。

以上である。問題は原理主義どもが爆破とかをやりそうなところだが、それを防止する議論はまたの機会に。

 現在世界各国のイスラム国家のラマダーンを見ていると、昼間はひたすら寝て夜になったら食べまくる、というただのお祭り化している場所が多い。内田派は合理的かつ健康増進を第一としているため、このような血糖値に異常をきたす絶食は病気の原因(主に糖尿病)と判断し、このタイプのラマダーンを禁止する。

 そもそもラマダーンとは預言者ムハンマドがヒジュラの際に飢えに苦しんだ経験をトレースするために、そして飢え苦しむ人達の気持ちを共感できるように、また一緒に辛い思いをする事によってイスラム共同体に一体感を持たせられるように、と設定したものである。昼間寝ていて夜家でバクバクと飯を食べていたのでは、このラマダーンの精神的意味を全く無視していることになる。

 よって内田派のラマダーンはこうする。
1クラスを分ける。男女、5時間組、8時間組、10時間組など。肉だけ除外、穀物を除外、水を除外するなど細かい設定がある。
2クラスごとにモスクに集まり、一定の時間を無飲食で過ごす。
3ラマダーンの期間中毎日この集会が行われる。
4無事ラマダーンを達成できた者達には税金から表彰金が出る。もちろん難易度が上がる事に額は上がる。

 しかしこのラマダーンは義務ではないので、特に無視しても構わない。精神修行、他人との強いパイプを作るチャンス、程度の認識で構わない。またボランティア活動でこれを代替する事も可能である。特に肉体的成長を終える前の子供が断食を行うと年齢が老けた時に目や歯にガタが来るので二十歳前の人間はボランティア推奨である。
 アスリートにはアスリート用のラマダーンプログラムがあり、主に減量目的で行われる。このため、ラマダーン明けには多くの大会が行われる。

イスラム文化が嫌われる理由の一つに、どこでもかしこでもアラビア半島風の建築物を作り、風景を台無しにしてしまうというのがある。そこで内田派のモスクはなるべく現地の建築様式に合わせたものにする。
日本でも幸福の科学などが周りの景観に全く考慮していない宗教施設を作ったりしているが、ああいうのが顰蹙の元である。周りが近代的な和洋折衷な建築なら、同じような造りのモスクを作ればいいだけの話である。
この際、ミナレットはなるべく目立たないように設計される。また合理性を重んじる内田派ではオドの際にどうせなら全身洗ってしまえ、という事でモスクにスパが併設される。オドの際に湯船に浸かる事によって内田派のムスリムはより強い一体感を得る事が出来る。このスパは喜捨によって運営され、また食いっぱぐれ達はこのモスクの清掃及びスパの清掃、運営によって日々の糧を得る。
 マスジトの床が絨毯だというのも合理的ではない。高温多湿の国では病原菌主に水虫の巣窟になってしまうし、実際足臭いモスクが多い。せっかくオドで身体を清めたのに礼拝中に汚れてしまってはオドの意味がなくなる。
 よって日本ならば畳、ヨーロッパならばタイル、砂漠地帯では絨毯、とフレキシブルに対応していくべきである。

イスラム教内田派

 内田派は前衛的、先鋭的イスラムを目指すモスリムの集団によって形成された派閥である。内田派の最大の特徴は、無神論者的視点による結果論から、信仰の正統性及び法解釈を導き出す所である。社会学と密接な関係がある派閥でもある。

 合意、ワクフが特徴であるファナフィー学派と共通するような特徴であるが、ファナフィー学派がスンニであるのに対し、内田派はスンニでもシーアでもない、ハワーリジュ的な側面を持つ。ある一定の条件に対してファナフィーは非常に緩やかであるが、内田派は厳しい。また、その逆も然りである。

 内田派はこれまでのモスリムの敗北を教訓とし、何よりも武装を最優先する。例えそれがイスラム的に芳しくない事柄でも、勝利のためなら武装が優先される。例えば進化論である。伝統的イスラムの見地に立ち返るなら、これは否定するべきである。しかしこれを否定してテクノロジーの発展に追い付けず、ユダヤやプロテスタントに打ち滅ぼされてしまっては何の意味もない。悪貨が良貨を駆逐するのがこの世の常である。しかしそんなことを容認していたら人類の未来はなくなる。我々が種として存在しえる以上、我々にはこの種の繁栄を望む義務がある。

 内田派は他の宗教や他の神を否定しない。アラーが真理であることに揺るぎはないのであるから、単に他の宗教の人達は気付いてない人と認識する。彼らは彼らの人生である。真理に気付いてないからといってそれを強要したり教えてやる必要はない。愚かな人生を送って勝手に死ね、という事である。この辺がハワーリジュ思想に似ている。教義というのはあくまで自分で気付くことが大事なのである。子供の教育と同じである。本人が明確な目的意識を持って臨まない限り、身に付かないし意味がないのである。

 内田派はスポーツ、武道などで肉体と精神の融合を追及し、その過程でアラーの存在を体感する事を推奨しているスーフィズムの側面を持つ。己の肉体は己の精神で完璧にコントロール出来る事はありえない事を学び、そこにアラーの存在を見出す。このような教義を持っているため、他宗派と違い女性のスポーツ、また競技会は推奨される。

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