女の生き方は二通りある。愛人タイプと本妻タイプである。もちろん男にもあるのだが、現代では男を養う女など皆無なので男の愛人タイプは絶滅した。日本だけでなくどこの国でもこの男愛人はいたようである。主に貴族階級に飼われる事が多かったようである。
さて、翻って現代日本を見てみよう。現代日本の女の大多数の夢の一生とは、色んな男と知り合って、色んなモノを買ってもらって、沢山セックスもして、色んなタイプの恋を経験する事、である。ブランド物に身を包み、コスメやネイル、アクセサリーで自分を飾り立てる。もちろんエステも欠かさない。いかにしてかわいく男に甘えるかの技術を磨き、いかにして男を落とすかを競い合う。勉強など全くしない。自分がいろんな男を渡り歩く様を、蝶が花を渡り歩く様になぞらえて自己陶酔したりしている。まるでファッションモデルの世界を模倣しているかのようだ。
が、しかしこれは愛人の生き方である。こんなふざけた生き方をしてきた女を一生養ってやろうなんて危篤な男はまずいない。男は結婚相手には本妻型の生き方をしてきた女を選ぶ。すなわち、勤勉に自活できる能力を身につけ、母になる努力を怠らなかった女である。本妻型の生き方をしてきた女は世の中の現実というモノをよく知っているので、地に足のついた考え方をしている。
問題は愛人型である。古来の日本なら、愛人型の生き方をしてきた女でも妾というポジションに甘んじることで、なんとか生活をすることが出来た。しかし現代社会では性風俗の充実等により、妾そのものに価値が全くなくなってしまった。性を安売りする女が次々と出てきてしまったせいで、女の性という限りある資源を女全員で奪い合っている状態だ。まさに女の敵は女。ビッチの敵もビッチである。
さらに信じられない事は、愛人型の生き方をしてきた女が、自分が将来本妻型の生き方が出来ると勘違いしちゃっている点である。残念ながら世の中そんなに甘くない。君達が憧れてきたライフスタイル:ファッションによるヒエラルキー決め、男に貢いでもらった金額の自慢大会、自由奔放で一人の男に縛られない生き方、それは西欧のモデル業界、すなわち愛人型女社会なのである。日本人の馬鹿ビッチスイーツは愛人型社会の都合のいい部分だけしか見ていないが、愛人型社会には愛人型社会の厳しさがある。
愛人型社会はまず、保障がない。いくら良いパトロンがつこうと、そいつの気分次第で即切られる。或いは、他にいい女がいたらパトロンはあっさりと裏切ってそっちへ行く。もとから本妻型社会のような契約社会でもないので、それは当然の事。お互いに相手を縛る権利などない。それがわかっていないから日本人のキャバクラ女は「人の客寝取りやがって!」なんてロッカールームで殴り合いの喧嘩をしたりしているわけである。また愛人型社会は、その美貌という刹那的な魅力のみで成り立っている。日本人がいくらがんばってもそんなに美しくないよ!という議論はおいておいて、美貌というのは実際問題限りがある。
どんな美女でも23を過ぎると劣化を隠しきれなくなるのだ。よって愛人型の生き方を選択した(おそらく殆どの女は流行に流されて知らず知らずのうちに選択してるのであろうが)ら、22歳までにマンションを買ってもらわなければTHE ENDである。マンションを買ってもらい、パトロンから捨てられたらそれを賃貸に出して自分がボロアパートで生活するのだ。子供を持つことも許されず、過去の栄光に縛られてひっそりと暮らすのである。若い頃に努力もしないで散々いい思いをしたのだから、それは当然の報いである。人生はそんなに甘くない。
その昔、性を売る商売は将来の自分から借金をしているようなものだ、と聞いて妙に納得した覚えがあるが、性の売り方は何も水商売だけではなく、普通の交際においても起きている事象なんだなと再認識した。
今現在モテてる私すごい!とか思っちゃってる人は愛人型人生を選ぶが本妻型人生を選ぶか、よく考えることである。ちなみに一度愛人型人生を選んだら(乗り換えを行ったら)もう二度と本妻型人生には戻れない。
無知とは恐ろしいものだ。今の40~20歳くらいの殆どすべての女は、自分らがモデルとしてきた生き方が愛人型であるという自覚がない。マスコミの罪は重い。尤も私には、マスコミ連中が愛人を作りたくてこのようにメディアを悪用したとしか思えないのだが・・・
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