イスラム教内田派がこれまでに進化論や無神論者的視点を盛り込む事は散々述べた。ではこれをどうやって教育プログラムに適応させるかである。
 内田派はまず普通のイスラム教育をやった後、ある程度世の中の事がわかってきた人に対して無神論者的視点からの分析を教える。何故この宗教がこのような教義を持っているか、という点である。所謂正統派の人々にとってはムカつく限りであろうが、アラーの唯一性、絶対性を唱えるのなら自分が今考えている内容すらアラーによって規定されていたわけであり、ムハンマド及びハディージャがこの宗教を作ったと言っても何ら矛盾しない。彼等の意思はアラーの意思だからである。
 また進化論も否定は出来ない。少なくともジャーヒリーヤ時代の人間からムスリムへと進化したのが事実なのであるから、進化はゆっくりと現実的に行われていると見るべきである。但しこれらもある程度世の中の事がわかってきた層に教えないと拒絶するか、極端な解釈に走る。そこでこれらのカリキュラムは他のエグザムがパスできた場合に、具体的には高卒相応の資格がパスできた場合に教え込まれる。尚このカリキュラムを卒業していないと外国に出る事や外国籍の企業で勤める事は出来ない。
 

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