我々の多くが結婚に適する精神的成長を成し遂げるのは、たいてい25歳を過ぎてからであり、経済的に成熟するのはもっと後である。早くて30代、遅い人で50代になってしまう。
だがしかし、我々の肉体が生殖に最も適しているのは10代後半から20代前半である。異性に対する感受性が最も豊かなこの時期でないと真の性愛は楽しめない。(内田貴洋は結婚してから恋愛をしろ派である。誤解なきよう。)そのため、ほとんどの人は精神的、経済的成熟を待たずして情に流され、勢いでパートナーを持ってしまう。これが問題である。精神的成熟を待たずしてつがいになった雌雄はその後視野が広がるにつれ、現在のパートナーに不満を持つようになる。経済的成熟を待たずしてつがいになった雌雄はその後、経済的負担が原因で離縁してしまう。
また、反対に精神的成熟、経済的成熟を待ってからパートナーを見つけた場合、すでに肉体はかなりの老化を迎えており、精神的、そして肉体的に満足いかないまま妥協という事になってしまう。適齢期の女がまともに結婚できる相手を探したら、オッサンしかいなくてガッカリするなんてのは外国ではよく聞く話である。
精神的成熟、経済的成熟、肉体的成熟をすべて同調させることが出来ればこのような問題は無くなる。また、すべてが万全かつ脳が異性に対してフレッシュならば、心置きなくパートナーと恋愛の最大幸福値を楽しめるというものである。そこでこの内田貴洋が提唱するのは二つの案件である。
1 精神的成熟、経済的成熟を早める。
この試みのひとつが、俺王国に出てくるクラス制である。年齢に合わせて教育するのではなく、実力に合わせて教育する。ある一定以上の知識、学力がなければ結婚することは出来ない。反対に一定以上の知識、学力があれば例え3歳でも結婚することが出来る。
2 肉体的成長を遅らせる
これは遺伝子改造、またはGH分泌ホルモンの抑制という形で行うことになる。但し、この試みはどこまで安全か未知の領域であるので、研究が必要である。
もし仮に、肉体的成長を遅らせることが可能ならば、ある一定のクラスになるまで、成長はおあずけという事になる。このほうが国家が円滑に廻るとこの内田貴洋は考えている。以上世界で最も神に近い男、内田貴洋からの素晴らしき提案。