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 今回は俺王国の交通事情について述べる。

 内田貴洋王国は地上は車、バイク、であり、人間は地下である。混合交通は渋滞しか生み出さないのでこの規定となっている。地上で車に歩行者が撥ねられた場合、歩行者に人身は適用されず、車と同じ扱いになるという事である。各都市はエリアごとに四角く区分けされ、高層エリアほど都市の中心部、郊外に行けば行くほど低層エリアとなる。上から見ると丁度回の字のように区分けされる。

 この内田貴洋は空が見える事や日照にこだわるので、どんな大都市でも4階以上の高層階はありえない。しかし地下にならいくらでも伸ばす事ができる。また、地下には人間用の交通網が発達しており、ここはどんな時でも冷暖房完備で快適である。但し害虫の蔓延を阻止するために、地下街に飲食店及び住居を作ってはならないという取り決めがある。

 これ以上は都市計画の話になってしまうので、交通事情に話を戻そう。

 この内田貴洋は都市の設計はコンパクトであればあるほど良いとしている。当然交通も省スペースを要求される。都市の中心部に一般の車が進入することはできない。二輪とミニカーのみ、都市の中心部に入ることができる。このミニカーが独特で、要はスリックカートに外装をつけたものだと考えて頂きたい。

 ミニカーには二種類あり、CVT(プーリー駆動)の車ベースとミッション形式のバギーベースがある。それぞれAT MTミニカーと仮名を付ける。両者の差を明記する。

ATミニカー
・免許は四輪
・車体の剛性の規定が厳しい
・シートベルト着用が義務
・外装はバーで覆われている必要がある
・フェンダー必須
・安全性や利便性を重視

MTミニカー
・免許は二輪
・車体の剛性の規定は緩い
・ヘルメット着用が義務
・フェンダーレスも可
・スポーツ性重視

両者ともに、縦二人乗りまで可能。だいたい最高速度は100-120kmが規定ライン。ロウパワー不可。

 端的に言うと、ATミニカーは車を小さくしたもので、MTミニカーはバイクを四輪にしたもの、というわけである。内田貴洋王国はこのミニカー産業が独自に発達して、あちこちでシグナルグランプリが開催されたり、草レースが行われたりする。但しこれらの主役はMTミニカーのほうである。

 最後に免許について触れよう。内田貴洋王国のライセンスは非常に取得が難しい。国民資格クラスCが最低条件。交通法から始まり、特定のサーキットの規定ラップタイム突破、エンジンの分解と組み立て、部品交換、各システムの理解など、車屋並みの知識量と技量が求められる。これには目的があり、日本のように自分の車のどこが悪いかもわからずに走り続けて、メンテナンスはディーラー頼みという状態を防ぐ。そして、イスラム及びフランスやカナダなどでありがちな、女の運転についてグダグダとクレームが付く事を防ぐためである。ライセンスにより一定の技量が保障されているのだから、当然事故等で女が差別を受けることもない。

 以上内田貴洋王国の交通事情。

 

さて、好評?シリーズ、俺王国の続きである。今回は前回の俺王国ポルノhttp://www.uchidatakahiro.com/orekingdom/20101014_333.htmlで少し触れたフィギュアについて語る。

 フィギュアコンテスト、とは要するに美人コンテストの身体版である。日本人が想像しがちな人形のコンテストではない。いかに健康的でセクシーな肉体を作るか、を競う競技である。前にイスラム原理主義について述べた時、アバヤのメリットについて書いた。しかしアバヤにもデメリットがある。それは、身体のラインを隠しすぎるため、皆太る事を気にせずにバクバク飯を食べ、豚のように肥えていく事である。内田貴洋王国はスポーツ/医療立国を目指すので、このような自分に甘い欲まみれの女の存在は許されない。

 また、我が王国には、「貴方の妻、貴方の夫、貴方の家族のために美しくあれ」というスローガンがある。であるからしてアバヤを着ている女達もまた、自分の家族のために美しさを維持しなければならない。豚など誰が歓迎するか!もっと現実的な事を言うと、豚など誰が抱くか!である。

 さてこのように美と健康のためにフィギュアコンテストを行うのだが、この場合は逆アバヤ、逆ブルカとなる。つまり顔だけ隠して各選手は出場するのである。各選手はステージネームを決め、本来の生活とステージ活動は全く切り離される。これは身体目的でチヤホヤされて中身が崩れるというフェミ恋愛至上主義社会でありがちな女の劣化現象を食い止めるためである。

 勝者は国王から多額の賞金を送られる。そしてフォトの権利を手に入れる。そのままステージネームで下着モデルの活動なども可能だ。もちろん顔は隠してもらう。ただしこれらの活動は実生活とは一切関わりがないように秘密は保守されるし、本人にも保守義務がある。もし本名等がバレた場合は強制的二型糖尿病の刑+国外追放となる。

 このフィギュアコンテストは、意図せずともポルノの側面も持つ。被写体の写真をどう使おうとその持ち主個人の自由だからである。ただし、あくまで健康美である。コンペティター本人が挑発的なポーズをとったり、写真を手に入れた人がそれ用の雑誌を編集したりした場合は死刑である。ある意味これこそが健全なポルノであるとこの内田貴洋は確信している。

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