» 2010 » 11月のブログ記事

 今回は俺王国の農業について語る。

 俺王国は農業重視政策を取る。なぜなら自給率が低い国家は国家とは言えないという理論が根底にあるからだ。自給率が低い国家は金銭で他国から食料品を買っている。そしてその貨幣価値を保証しているのは軍事である。極論を言うと、軍事力がないことが証明された場合インフレになり、為替相場は急下落。あっという間にピンチに陥る。

 サバイバル生活をしてみるとわかるのだが、食料が常にあるというのは幸福度にかなりプラスに働く。この内田貴洋が目指す社会は「誰もが幸せになる権利を平等に有する社会」であるのだから、食料危機などあってはならない。そこで農業を重視する。

 しかし内田貴洋王国の特徴的な所は、海産資源も農業の範疇に入れる点である。農家が土地を買ったり借りたりして農作物を作るように、漁師もまた海を買ったり借りたりして海産資源を作らなければならない。具体的には以下の三通りである。

1海中農業

 海上農家は政府から海のある部分を租借もしくは買い上げる等して、海中にブイとロープで固定された棚田のようなものを作り、品種改良したてんぐさや昆布等を栽培する。もしくは貝類でも良い。これらの製品はファイバーの原料として健康大国である我が国では重宝される。土地の私有は認められ、ブイで区切られた範囲に他人が侵入することは不法侵入罪となる。

2海中牧畜

 主に居つきの魚を養殖するものである。これも海中農業と同様、政府から海のある部分を租借もしくは買い上げるかして行う。海草が育つ成分を配合した巨大な人工漁礁を等間隔に並べて、海中の生態系をいじくってしまうのである。対象となる魚は稚魚から育てて海に離しても良いし、自然に任せて放任でも良い。根魚、伊勢海老等が主な生産物となる。土地の私有は認められ、ブイで区切られた範囲に他人が侵入することは不法侵入罪となる。

3遠洋漁業

 なんと民間では禁止である。政府しか行うことが出来ない。
 

 何事も元手がかからずに、儲け幅が多い商売というのはマフィア化する。日本の漁師がそうであるように、自然物を人間が奪い合うというのは必ず争いの火種になる。争いのある所には暴力があり、政府以外の軍事力を持った集団が出来てしまうことになる。だから内田貴洋王国では元手のかからない自然物という概念をまず消してしまうのである。それぞれの海にある海産物は、それぞれの個人が作った作品なのである。

 以上内田貴洋の海中の楽園。

 今回は内田貴洋王国の政治システムについて述べる。内田貴洋王国はイスラム原理主義の政教一致を原則とする。但し、ウラマーによってクルァーンの解釈を変えることは認められている。つまり宗教的権威と政治的権威は一致してるものの、ワッハーブ派のような原点回帰運動とは間逆のベクトルを突き進む。進歩的イスラム、好戦的イスラム、合理的イスラムを目指すのである。

 前に述べた通り、内田貴洋王国はクラスE取得者が得票権を持つ、議会制の国である。しかし民主主義ではない。君主制の国家である。法案や政策の立案は国王しか行うことができない。そしてこれを議会に通し、全議員が肯定しない限り、この立案が通ることはない。つまり一人でも反対すればアウトなのである。議員達は優れた政治家であり、ウラマーである。個々がどのような理由で反対なのかをきちんと名言し、反対の意思を表明すればその立案は通らない。

 このシステムは民主主義の時間がかかりすぎる欠点と、衆愚政治になる欠点を補い、君主制の迷走する欠点と独裁政権になる欠点を補うものである。尚、議員達は私生活で自分が議員であるとバラしてはならない。これは贈賄を防ぐと共に、反対者暗殺といった弊害を避けるためでもある。そして特定のグループが自分たちの利益ばかり追い求めて国をつぶすことも防ぐことが出来る。なぜならお互いに誰なのかわからないからだ。

 議会はPC大好きな内田貴洋らしく、掲示板方式で24時間稼動される。こうすることによってより正確な議論が出来る。ソースの引用も簡単である。また、某国のように国会で寝てる議員などといった税金の無駄遣いをすることもない。未解決の議題もどんどん溜まっていくことになる。この内田貴洋は時間がないからこれで終わり!といった妥協が大嫌いなのだ。

 今回は俺王国の交通事情について述べる。

 内田貴洋王国は地上は車、バイク、であり、人間は地下である。混合交通は渋滞しか生み出さないのでこの規定となっている。地上で車に歩行者が撥ねられた場合、歩行者に人身は適用されず、車と同じ扱いになるという事である。各都市はエリアごとに四角く区分けされ、高層エリアほど都市の中心部、郊外に行けば行くほど低層エリアとなる。上から見ると丁度回の字のように区分けされる。

 この内田貴洋は空が見える事や日照にこだわるので、どんな大都市でも4階以上の高層階はありえない。しかし地下にならいくらでも伸ばす事ができる。また、地下には人間用の交通網が発達しており、ここはどんな時でも冷暖房完備で快適である。但し害虫の蔓延を阻止するために、地下街に飲食店及び住居を作ってはならないという取り決めがある。

 これ以上は都市計画の話になってしまうので、交通事情に話を戻そう。

 この内田貴洋は都市の設計はコンパクトであればあるほど良いとしている。当然交通も省スペースを要求される。都市の中心部に一般の車が進入することはできない。二輪とミニカーのみ、都市の中心部に入ることができる。このミニカーが独特で、要はスリックカートに外装をつけたものだと考えて頂きたい。

 ミニカーには二種類あり、CVT(プーリー駆動)の車ベースとミッション形式のバギーベースがある。それぞれAT MTミニカーと仮名を付ける。両者の差を明記する。

ATミニカー
・免許は四輪
・車体の剛性の規定が厳しい
・シートベルト着用が義務
・外装はバーで覆われている必要がある
・フェンダー必須
・安全性や利便性を重視

MTミニカー
・免許は二輪
・車体の剛性の規定は緩い
・ヘルメット着用が義務
・フェンダーレスも可
・スポーツ性重視

両者ともに、縦二人乗りまで可能。だいたい最高速度は100-120kmが規定ライン。ロウパワー不可。

 端的に言うと、ATミニカーは車を小さくしたもので、MTミニカーはバイクを四輪にしたもの、というわけである。内田貴洋王国はこのミニカー産業が独自に発達して、あちこちでシグナルグランプリが開催されたり、草レースが行われたりする。但しこれらの主役はMTミニカーのほうである。

 最後に免許について触れよう。内田貴洋王国のライセンスは非常に取得が難しい。国民資格クラスCが最低条件。交通法から始まり、特定のサーキットの規定ラップタイム突破、エンジンの分解と組み立て、部品交換、各システムの理解など、車屋並みの知識量と技量が求められる。これには目的があり、日本のように自分の車のどこが悪いかもわからずに走り続けて、メンテナンスはディーラー頼みという状態を防ぐ。そして、イスラム及びフランスやカナダなどでありがちな、女の運転についてグダグダとクレームが付く事を防ぐためである。ライセンスにより一定の技量が保障されているのだから、当然事故等で女が差別を受けることもない。

 以上内田貴洋王国の交通事情。

 

さて、好評?シリーズ、俺王国の続きである。今回は前回の俺王国ポルノhttp://www.uchidatakahiro.com/orekingdom/20101014_333.htmlで少し触れたフィギュアについて語る。

 フィギュアコンテスト、とは要するに美人コンテストの身体版である。日本人が想像しがちな人形のコンテストではない。いかに健康的でセクシーな肉体を作るか、を競う競技である。前にイスラム原理主義について述べた時、アバヤのメリットについて書いた。しかしアバヤにもデメリットがある。それは、身体のラインを隠しすぎるため、皆太る事を気にせずにバクバク飯を食べ、豚のように肥えていく事である。内田貴洋王国はスポーツ/医療立国を目指すので、このような自分に甘い欲まみれの女の存在は許されない。

 また、我が王国には、「貴方の妻、貴方の夫、貴方の家族のために美しくあれ」というスローガンがある。であるからしてアバヤを着ている女達もまた、自分の家族のために美しさを維持しなければならない。豚など誰が歓迎するか!もっと現実的な事を言うと、豚など誰が抱くか!である。

 さてこのように美と健康のためにフィギュアコンテストを行うのだが、この場合は逆アバヤ、逆ブルカとなる。つまり顔だけ隠して各選手は出場するのである。各選手はステージネームを決め、本来の生活とステージ活動は全く切り離される。これは身体目的でチヤホヤされて中身が崩れるというフェミ恋愛至上主義社会でありがちな女の劣化現象を食い止めるためである。

 勝者は国王から多額の賞金を送られる。そしてフォトの権利を手に入れる。そのままステージネームで下着モデルの活動なども可能だ。もちろん顔は隠してもらう。ただしこれらの活動は実生活とは一切関わりがないように秘密は保守されるし、本人にも保守義務がある。もし本名等がバレた場合は強制的二型糖尿病の刑+国外追放となる。

 このフィギュアコンテストは、意図せずともポルノの側面も持つ。被写体の写真をどう使おうとその持ち主個人の自由だからである。ただし、あくまで健康美である。コンペティター本人が挑発的なポーズをとったり、写真を手に入れた人がそれ用の雑誌を編集したりした場合は死刑である。ある意味これこそが健全なポルノであるとこの内田貴洋は確信している。

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