さっきふとMSNで話していたときに思い出した持論がある。
日本人は、どんな人間関係であろうと必ず上下関係をつけるという法則がある。お互いに全くのイーブンな関係などありえない。受身であるか、支配的であるか、この二択しかないのだ。他人と対等に付き合うことを知らないのである。
ほとんどの場合は年齢で上下が決定してしまうので、そう付き合いにくいということはないのだが、タメ年となると別である。日本人は人付き合いの中で、たいてい相手の年齢を聞く。そして、タメ年とわかると、態度が急に変わるのだ。
タメ年の場合、上下関係が客観的に決定できない。そのため、当人同士で上下関係を決定することになる。イーブンでいいじゃないか、と思うかもしれないが、多くの日本人はイーブンな付き合い方など知らない。だから、どちらが上かはっきりさせようとする。つまり、タメ年とわかった瞬間に、その関係は一種ライバル関係のようになる。駆け引きのスタートである。
こうなると非常にやっかいで、上下関係をはっきりさせようと、顔を合わせても先に挨拶をしたくないがためにわざと気付かないフリをして無視するとか、自分が優れてる分野ででしゃばってくるとか、いちいちくだらない落ち度ででつっかかってくるとか、人に悪口言うなど、とにかく面倒くさい駆け引きが始まる。
だから僕は相手がタメ年だとわかるとガッカリする。そいつと付き合う気をなくす。駆け引きとか本当にうっとおしい。日本人ももっとイーブンな関係を勉強すればいいのに・・・と思う今日この頃である。