フィギュアスケートで誰だか知らんが金メダルをとったらしい。
それについての賛否両論をいろいろと読んでみると、面白いことが見つかった。
反対派の意見としては、なぜあのレベルの低いジャンプでメダルが取れたのかというのが大多数であることだ。
僕がここでふと思ったのが、この反対派の人々はおそらくフィギュアスポーツ(芸術)とエクストリームスポーツ(曲芸)を勘違いしてしまっているのだろうということだ。
フィギュアスポーツは難度の高い技をきめれば評価が高くなるというものではない。フィギュアスポーツは美を競うものである。何はともあれ、美しくなければ評価は低い。
スケートでわかりやすく言うと、どんなに難度の高いジャンプを決めようとも、その本人がデブの短足なら、評価は低い。
9回転ジャンプを決めようとも、動きが醜ければ、評価は低い。
すばらしい演技を見せようとも、その本人が髪も洗ってないような不潔丸出しでわき毛すね毛がぼーぼーなら、評価は低い。
これがフィギュアスポーツというものだ。
エクストリームは逆である。どんなに醜くても、難度の高い技を決めれば評価は高い。
この点を大きく勘違いしている輩が多すぎる。
TV中継の解説などを聞いていると、思わず突っ込みたくなる。
「おまえら、ジャンプしか見てねーじゃねーか!」
そもそもフィギュアスポーツは結果がすべてではない。
メダルメダル騒いでいるうちは、日本でフィギュアスポーツが日の目を見ることもなさそうだ。